御祭神
熊野大神様は「むすひ」の神様です。「むすひ」とは、ものが生まれる力で、動物も、植物も、そして人間も、この「むすひ」の力によって、この世に生まれてきます。
くわしく見る
君が代にこんな一節があります。「さざれ石の巌となりて、苔のむすまで。」
小さな石が長い年月をかけて大きな岩になり、その表面を苔が覆っていく様子を歌っています。
何もない岩に、自然と苔という命が誕生する。目には見えない、何か不思議な力がはたらいています。
昔の人は、その不思議な力を「むす」と言って表現しました。