令和4年正月言の葉の御朱印
言の葉の御朱印
私たちが普段何気なく使っている言葉。
平安時代に編 された古今和歌集には、こう綴られています。
「やまとうたは、人の心を糧として、よろづの言の葉とぞなれりける」
ー和歌は、人の心を糧として、葉っぱのように生い茂っている言の葉であるー
心を糧として、葉が芽吹くのが言の葉(言葉)
遠い昔、私たちの先祖は、心の内を言の葉(言葉)にのせて和歌に記しました。
言の葉の御朱印は、日本の心を和歌に記したものです。
自分の心に迷いや不安が生じたとき、御朱印に綴られた言の葉が
あなたに少しの勇気を与えてくれることを願っています。
新春言の葉の御朱印
「今日降れる雪に競(きほ)ひて御熊野の桜の花は咲きてありける」
今日降っている雪にまけないように熊野大社の桜は美しく咲き誇っています。
「身を清め熊野の神を拝めばよごと兆して白雪の降る」
身を清めて熊野大社にお参りすると、良いことが起こるのを約束するよう雪が降っています。
「天の下すでに覆ひて降る雪の光を見れば貴くもあるか」
天の下を覆いつくして降り積もった雪の光をみると、なんとも神々しく感じられます。
天平18年 太政天皇を寿いで詠まれた一首 万葉集より